2023年8月に内容を更新しました。
いつもの当ブログをお読みいただきありがとうございます。タイ国鉄の詳しいまとめを書こうとすると、やはり長くなってしまったので、特別貸切専用車について別記事を書くことにしました。
特別貸切専用車 รถจัดเฉพาะ
1960年代、またはそれ以前から貴賓用または貸切用として運用。現在では特別車が12両在籍しており、すべて冷房装備。かつて非冷房の特別車が存在したと言われている。2010年までは展望デッキ付の特別車2両と会議車1両のみ。
生え抜き車
Rotfaithai Gallery より写真を引用
(左上の写真は ARS. 2, 2013年に撮影)
会議車1の写真 これは1968年に導入された冷房1等寝台車からの改造車。
青白塗装時代は、車体上部に緑色の帯がかかっていて、1等車であることを示す。
この車両たちは、今でも廃車されることなく現役。しかしタイ国鉄の方の貸切案内ではJR-WESTの改造車ばかり案内されている。
そして2010年から2016年にかけてJR-WEST譲渡車から9両が貸切専用車に改造された。
改造種車について図でまとめてある。
OTOP TRAIN 座席車 111・131番 (2010年改造)
2010年から OTOP TRAIN としてラッピングされ、鉄道で旅する貸切ツアーに使われています。内装はリクライニングシート。現在はラッピングがなくなっているが、OTOP Trainとも呼ばれ続けている…
VIP車両 231・241・221番 (2010年改造)
新たなプレミアム貸切専用車として2010年に登場。221号は展望デッキ付き車両になっている。登場時では、発電機の都合で必ず3両セットで貸し切らなければならない。231は(電源付)食堂車 241は会議車 そして最後尾の221は寝台車になっている。登場時(1枚目右)は鮮やかなツートン紫色で登場、後ほどのPrestige車両も同じ塗装になった。
このグループはすべて12系から魔改造。PRESTIGE編成の登場により、貸切車の運用が柔軟になった。12系でありながらも、屋根を寝台24系風にして冷房装置も取替えられた。
PRESTIGE編成は当初から高級感のある紺色に金帯、側面に SRT PRESTIGE と書いてある。のちにすべての特別貸切車も同じ色になった。
(そのせいで誤ってVIP車両やデッキ付き車両までPrestigeと総称してしまう人も... SRT PRESTIGE は4両のみです。)
一部の写真をタイ国鉄「鉄道で休日のおでかけ案内 คู่มือนำเที่ยวทางรถไฟในวันหยุด」から引用しました。最後のページに貸切料金も案内されているので、いかがでしょうか。僕も一度乗ってみたいですね…
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