こちらの「解説:非冷房客車のはなし」から分散しました!
お久しぶりです。今回はタイトル通り荷物車のお話です。
おまけ:このブログの筆者について
さっそく話題に入りましょう。荷物車は大まかに分別して
荷物車掌車:荷物と車掌だけが乗車する。
荷物旅客合造車:半分が荷物室、半分旅客席。客席は3等または2等
事業用荷物車:รถบรรทุกล้อเลื่อน
また、過去に在籍した郵便車は少しだけ関連するが、もう廃形式なので名前だけ紹介します。
荷物車掌車 (รถพ่วงห้ามล้อ) 名前に「緩急車」が入っています。車番が2桁 (37~70) 車両は旧型で、中には荷物扉が3枚(前期)と2枚(後期)の車両があり、3扉車のうち2枚扉に埋められた車両もあり、屋根には痕跡が残ったものもいます。
元から2扉車は扉配置が前後対称になります。これは1000番台(1001~1028番)にも言えることです。もう一度言いますが、1000番台は旧型に対して、窓の角が丸いですね。
3等荷物合造車:旧型と1000番台があります。ちなみに1000番台は1001~1002番のみ富士重工製で、残り(1003~1015)は国産です。
2等荷物合造車:5両のみの激レアな車両。旧型の四角い窓ではありますが、資料によって1977年製?もしかして改造車?
数年前には運用されましたが、現在の運用は謎です。
ここで大部分が分かりました。
では、Youtubeに上がっている興味深い動画を見つけたので、これを見ていきましょう。
列車がBangkok (Hua Lampong)駅に入線したときの動画で、留置線にはいろんな車両が留置 されています。 2:52分から3:05まで、4:45分のところに注目しながらご覧ください。
ขบวน 378 เข้าสู่ปลายทางกรุงเทพ
2:52分から3:05まで、順番に
冷房座席2等 210番 = オハフ13から改造された車椅子リフト対応車ですね。
荷物車1030番
荷物車1008番=変哲もない1000番台の荷物車です。
ところで、荷物車1030番君さ…
1000番台は窓の角が丸いですよね?
しかもかなり変わった扉配置をしていますね?
荷物車、1028番までだったよ?
おわかりいただけただろうか。
これは2010年に郵便車から改造編入された荷物車であります。
また、4:45分の車両も郵便車から改造された事業用荷物車です。
FB โรงเรียนวิศวกรรมรถไฟ 郵便車(1974年撮影)
รถโบกี้ไปรษณีย์(บปณ.) Post Car in 2517 Photo by George W. Hamlin
はい、2010年以降、余った郵便車を荷物緩急車(1029番以降)や事業用車に改造されたのです。しかも事業用荷物車に関しては大きな荷物が入るように大きなシャッターにしました。
事業用荷物車 (รถบรรทุกล้อเลื่อน)
かつて事業用荷物を貨物と一緒に連結して運ばれたそうですが、速達性を改善すべく旅客列車に連結するようになりました。
これは บรล.1番です。
รถบรรทุกล้อเลื่อน は直訳すると車運車になりますが、この車両の用途は工事用や部品を運ぶための車両です。専門学校の説明によると、かつて鉄道部品は貨物列車と一緒に運送されましたが、それが遅いため、より速い旅客列車と一緒に運べるように製造された車両です。1番の車両の見た目は貨車のようですが、新造車両です。
また、郵便車から改造された車両が2両あります。
(21年11月に修正)
荷物車1101番 : 2016年から余剰となった2等非冷房寝台車1両が荷物車に改造されたもの。扉はシャッターになりスロープも設置されて荷物の搬入搬出(特に原付)が楽に。
計画では8両改造する予定ですが、現時点でも1両しか改造されていません。
参考資料 รถจักรและรถพ่วง พัฒนาการที่ยิ่งใหญ่ จากอดีตสู่ปัจจุบัน (ただし誤植数か所あり、2012年に作成された資料ということもあるので、アップデートされていな部分もある。)
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